湘南台駅地下広場を生まれ変わらせるプロジェクトを進める、湘南台アートスクエアプロジェクト。
11月末には、第1回目のクラウドファンディングが目標達成! さらにその後も、地元の企業、個人の方々から多くのご支援のお申し出をいただいています。
前回は、わたしたちが、なぜ湘南台に「アートスクエア」を作ろうと思ったのかについて、お伝えしました。
今回は、湘南台アートスクエアプロジェクトの核となる「壁画」にスポットをあててご紹介します。
湘南台の地下をアートスクエアとして生まれ変わらせたい。そこで生まれたアイディアが、無機質な地下広場を、壁画で彩ることでした。
壁画を誰に描いていただくのか? 思いがけず、地元湘南台には、国内外で壁画の実績を持つ画家・廣田雷風(ひろた らいふ)氏が住んでいらっしゃることがわかりました。小品から壁画、そして版画と、バリエーション豊かな作品たち。二十代の後半、パリを始めとするヨーロッパに滞在した経験は、廣田氏の絵画に大きな影響を与えています。欧州のテイストを感じさせつつ、その後の経験、人生を塗り重ねた廣田氏の作品には、独自の世界観が広がっています。
廣田氏の描く作品には、音楽、特にピアノをモチーフにしたものが多く登場します。そこには、モチーフのピアノとともに、音が踊るような楽しさがあります。
「自分に画家として特に秀でているものがあるとすれば、それは表現したいという気持ち。そこが人より強くあるのだと思う」
──そう廣田氏は語ります。
廣田氏は、絵を描くとき、ただ絵の具を乗せるのだけでなく、そこに「魔法のようなもの」をかけることができる、そんな気がすると言います。人を楽しませたい、喜びを感じて欲しい。廣田氏の絵を眺めるとき、心がわきたつような不思議な感覚になるのは、そのせいなのでしょう。
廣田氏の作品は、2020年11月末に達成したクラウドファンディングの返礼品の一部にも用いられています。
上)ポストカード2種
廣田氏の作品を用いた、ポストカード、クリアファイル、そしてエコバッグ。これらは今後販売も予定しています。販売利益は湘南台アートスクエアプロジェクトの活動資金として活用させていただきます。詳しくは後日、ホームページ、Facebook等にてお伝えしますので、どうぞお楽しみに。なお、5月初旬には、藤沢にて廣田氏の個展も開かれる予定です。
アートスクエアの完成は、2021年後半を予定しています。
廣田氏の描く魔法は、湘南台を、そして湘南台に関わる多くの人々のこころを彩ることになるでしょう。
壁画の完成が待ち遠しい!
左&中央)クリアファイル2種 右)オリジナルエコバッグ
●廣田雷風 氏 プロフィール
1947年4月25日生、亥、O型
神奈川県藤沢市在住。
幼い頃から絵やゴム動力の模型飛行機、凧などの工作が好きだった面白さに寝食を忘れて彫った木版画は、そのまま現在の版画制作につながる。
神奈川県立湘南高校では自由な校風の中で絵画制作に夢中となる。多摩美術大学油画科在学時は大学紛争が吹き荒れ、その間自転車で日本各地を巡る。20代後半にパリに2年ほど住み、今に至る創作の原点となる。
以後各地で個展を中心に作品を発表。
○個展
文芸春秋画廊 1978,79,81,85年
プランタン銀座 1991年
神奈川県民ホール 1991年
福島県郡山市ギャラリー観 1994, 97, 00, 04年
資生堂ギャラリー 1994年
三越新宿店 1998,99年
アートミュジアム ギンザ 2002年
相模原市フクヤマ画廊 2003,06年
銀座養清堂画廊 2005,08年
文藝春秋画廊 2012,15年
○壁画制作
渋谷区神宮前ブルーミンバー
台湾台北市チャーリーズカレー
東京メルパルク
銀座ヨットクラブサロン
福島県郡山市ホテルハマツ
オーストラリア、木下邸
渋谷パブレストランチャイナクラブ
神奈川県立湘南高校図書館
調布市つつじヶ丘ライオンズヒルズ
長野メルパルク
仙台メルパルク
千葉県大栄街老人保健施設「透光苑」
大栄病院
特別養護老人ホーム「有楽苑」
障害者福祉施設「さざんかの里」
福島県郡山市、フルーツタルトの店「ルヴェルジュ」
ダイキン工業、蓼科研修センター、淀川テクノロジー イノヴェーション センター
株式会社セイブ本社ビル
湘南台「すが皮ふ科」待合室
○広告などへの作品写真提供先
花王株式会社、一連の社会貢献部関係の宣伝